B班紅白戦

ひむかスタジアム
紅0300015 9
白1000000 1
※7イニング<白組スタメン>
1番:藤村(二)、2番:寺内(遊)、3番:中井(三)、4番:田中(一)、5番:矢野(指)、6番:加治前(左)、7番:市川(捕)、8番:山本(右)、9番:福元(中)

投手:ファン・ツーロン(2回)→リン・イーハウ(2回)→栂野(2回)→宮本(1回)<紅組スタメン>
1番:橋本(中)、2番:隠善(左)、3番:長野(右)、4番:大田(三)、5番:小田嶋(一)、6番:円谷(遊)、7番:仲澤(二)、8番:星(捕)、9番:鬼屋敷(指)

投手:星野(2回)→小野(2回)→中里(1回)→齋藤(1回)→笠原(1回)

今年初の実戦。メンツを見るとわかるが微妙に紅組の方が総合的に豪華なメンツが揃っているせいか紅組が圧勝。
まあ勝ち負けは別に良いとして印象に残った選手について適当に…

  • 長野:4打数1安打でその1本が推定120mの3ラン。甘く入った真っ直ぐを完璧に弾き返して特大のホームランと思っていたより飛ばす力があることを見せつけた。ただしその他の3打席の内容があまり良くなく、この1打席の結果だけでは何とも言えないのが正直なところ。打席の後方に立つ独特のフォームは既に有名だが右投手の外に逃げる変化球への対応、また外を意識させられた後のインコースへの対応が今後のポイントか。その点においては今日はシュートに詰まる場面が見受けられたのでそこら辺がどうかな。でもやはり1本出たのはファンとしては一応安堵。一方の守備ではライナー好捕に補殺と定評通りのポテンシャルを見せつける。特に鬼肩と聞いていた送球だがただ肩が強いだけでなく1,2塁でバックホームを諦め1塁ランナーをサードで補殺する判断の良さもアピール。打球へのチャージそして捕球からテークバックの小さい送球フォームと外野守備に関しては亀井さんに近い穴の無いタイプとみた。打撃で結果さえ残せれば…と言ってもそれが一番難しいのよねぇ(苦笑)上手くすれば5ツールプレーヤーになれそうな匂いもするんだけど。
  • 大田:4打数2安打。長打は無かったが外の変化球を体勢を崩しつつも外野に持っていくという去年からの確実な成長を感じさせる内容。課題の守備も足運びはともかくとしてハンドリングは丁寧に行い、エラー0で無難にこなした。また光ったのが走塁。1盗塁に加え後逸の隙を突き進塁するなど足でも魅せた。去年もファームで何気に結構盗塁を決めており、この手の選手にしては珍しい走塁意識の高さが伺えて好印象。流石和製ジーター候補やで。1軍争いにおいて打撃と守備で近いレベルになった場合この走塁がアドバンテージになる可能性もあるので今後も走れる時はどんどん走っていって欲しい。そういう意味では今日は大田が中井を1歩リードした格好?
  • 中井:4打数1安打であわやスタンドインかという先制のツーベース。この人の場合はもう既に1軍経験があるというのもありある程度オーラが漂ってきた感じ。凡退に終わった他打席もクサいコースへの変化球をしっかり見極められている感じがしたし決して内容は悪くはなかった。ただし課題の守備で大量失点に繋がるエラーをしてしまったというのもありやや印象が良くない。走塁面では到底大田には勝てないのでここら辺はしっかりとやりたい。破綻しないレベルまでどうにか上がってくれれば…
  • 星野:2イニングを1失点。先日「山口二世」とにわかに騒がれていたので注目の先発マウンドとなったがそこまで鮮烈な結果は残せず。ノーワインドから放る真っ直ぐはクロスファイヤーインコースに決まった時は結構威力がある。球筋は割と素直(ぐっさんは常時ぐにょぐにょ動くw)で持ち玉はスライダー、チェンジアップと割とオーソドックスな左腕だが今日は肝心要の左打者へのスライダーがイマイチだった。左に対して結果を残せないと早期の支配下登録は厳しそう。でも可能性を感じさせるのも事実。たぶんまだそれなりに機会が与えられると思うので次が勝負だな。
  • ファン:漢字で書くと黄志龍と名前だけで期待したくなるような台湾からの輸入育成右腕。2回を3失点と結果は残せず。二十歳にして既に完成された感がある体格から放る角度のある真っ直ぐは威力十分。ただ今日は本人のコメント通り変化球がイマイチ。スライダー、フォーク、シュートととにかく変化球の精度向上が望まれる。セットでの投球も課題。外国人枠の関係上今すぐ上がらなきゃいけない投手でも無いので、今後の小谷コーチの矯正に期待するとしよう。生姜とは一体何だったのか。
  • 仲澤:タイムリー1本。セカンド守備も無難にこなしどこか既に1軍経験のあるような落ち着きみたいなものが感じられた。去年は死球でスペって打席数が少なかったが、その中で高い打率を残しており粘り強い打撃が期待出来そう。どんぐりーズと化しているセカンド争いに名乗りでたいところだ。仲澤が活躍したら国際武道大枠が出来るで!w(原監督が客員教授に就任しているから)
  • 小野:日本文理大から入ったドラ5右腕。2イニングを無失点。たぶん今日投げた投手で一番良かったのでは。威力のある速球にキレのあるスライダーをテンポ良く投げリリーフとして可能性を感じるパワーピッチャーといった感じ。大学時代もリリーフをやっていたということで将来的には越智の後釜(というか彼へ繋ぐ位置か)を狙ってほしい。お試し枠で投げることもあるかも。思っていたよりずっと制球も良かったし変化球も幾つか持っていたので深町二世になることはなさそう…たぶんw
  • リン:2イニングを無失点。元祖台湾育成右腕。長い腕を活かしたスリークォーターから投げる真っ直ぐはかなり速い。制球は…去年見た時よりかは良くなっていたかな…。まあまだもう少し漬け込みだね。そろそろフューチャーズではなく本隊での登板機会を増やしたいな。西山一宇の匂いを感じたのは内緒。ていうかイーハウよりイーフォンの方が見てみたいんだよなぁ。(台湾左腕だからってチェン2世や!と騒いじゃ)いかんでしょ。
  • 市川:3番手捕手に喰い込みたい新人捕手。前評判では俊足強肩というちょっと変わったタイプの捕手ということだったが、思ったより打てる(4打数2安打)。ただしキャンプインからの映像を見た時から思っていたが、キャッチングが課題。今日も結構ポロポロしていた。捕手はまずキャッチングだからなぁ…ただこの人足と打撃優先で最悪コンバートで長生き出来そうな予感もする。殆ど出番の無い1軍3番手捕手か2軍で常時マスクか。これいつも悩ましい問題だわ。
  • 田中:坂本と共に強化指定選手になった大二郎だが存在感がどんどん薄くなっていく…若手有望株の中では数少ない左の強打者だけにもう少し目立ちたい。彼の場合アピールするには打つしか無いので遮二無二に長打を打つべし!
  • 齋藤、笠原、宮本:宮本だけ滅多打ちを喰らってしまったが皆大きな可能性を感じさせる雰囲気。ルーキーの去年はやはりフューチャーズ登板が多かったが今年はこの3人で二軍の3本柱になって欲しい。特に笠原に期待。ちょっと東野に似た感じで投げ下ろす真っ直ぐは結構威力がある。後は制球とマウンド捌きの向上かね。宮本はフォームがまだ固まってない?齋藤は総合的に完成度の高い投手になってくれ。

こんな所か。まああくまで今日1試合見た感じの印象なんでそこら辺は考慮していただきたい。今日の連中が戦力になるとかそういう話ではないということで(一部は除く)。時間が進めば全く見当違いだったという結果になるのが大半だしw
他にも橋本とかピノについても書きたいが疲れたのでいいや。特に目立っていたわけじゃないから(苦笑)

明日はA班主力級も出る紅白戦。内海と東野が先発予定で今日結果残した選手も出場する可能性があるのでそこら辺も含めて楽しみだ。