今期のアニメ

年の瀬も押し迫り気づけば今年も後数日。1クール物は終了、その他も一区切りついたのでたまにはアニメ(秋から始まった作品のみ)にほんの軽く触れてようかと。
毎クール1,2個は脱落するアニメがあるというのが自分の中の不文律みたいなものなのだけれども、とりあえずほぼ全ての作品を完走することが出来た。まあ今期はあまり見るものが多くなかったからなんだろう。とはいえ見るつもりはなかったものちょっと見てみたら思いの他嵌ったという作品がいくつかあったのでトータルで見ればいつも通りくらいの本数になったんだけれども…

何と言うか面白くなりそうでならなかった作品。正統派ファンタジー風な世界観は悪くなかったし戦闘シーンも迫力があって見応えがあった。キャラもセシリー、ルーク、リサ、アリアと4人でバランスが取れていてなかなか。ただ肝心要のストーリーがいまいちキレが無かったという感じ。
原作未完結の宿命かバルバニル関連は全く進展しなかったのが大きな要因だろう。とにかく尺が足りなかった。今思うとあの王女編はやる必要あったのだろうかと思わなくもない。やはりこれって分割2クールってことになるのかしらねぇ。最初に面白くならなかったと言ったけど、決して駄作って訳でもなかったんだけどね。もう少し話が進めばツボに来そうな雰囲気もあるし(西洋風の王道ファンタジーは結構好物なので)もし2期があるならたぶん見るだろう。
OPとEDは共に結構好き。OPはちょっと古臭い感じが逆にファンタジー物にマッチしていてなかなか。EDはあいなまさん。何というか脳みそが蕩けそうになるな。最終回でこれで流れなくてよかったね(笑)

見ようと思ってなかったけどたまたま見てみたら面白かった作品その1。確かMXの刀鍛冶の時間を間違えたのが切っ掛けだったか。

無印の時は原作がハーレムエロゲー物だということを聞いていたので全く調べもせず視聴候補から切っていたのだけれども、男主人公を排除したキマシ重視のアニメになっているとは思いもしなんだ。ハーレム物をアニメにすることはどのルートを重視しても視聴者全員を満足させることは不可能に近いことなのでこの改変は英断だったと思う。そうしたことで俺得アニメになったことだし(ここ重要)
というわけで2期と並行して1期もレンタルで一気に視聴したのだけれどもとても満足の行く出来。この手のアニメはストーリーは有って無いようなものだし、矛盾も出てくるものなので(なぜもう孔明が合流しているのとかそういう系の意味で)キャラクターにどれくらい魅力があるかが重要になってくるのだろうけど、これは1期2期共通してどのキャラクターが当番回になっても問題ないという妙な安定感が際立っていたと思う。とはいえ所々意外と真面目に三国志やっていたり結構ホロリと来る話もあったりでそういう部分も悪くなかった。逆に言うと満遍なく出番を増やすことでお気に入りのキャラの話に物足りなさを覚えてしまうこと辺りだろうか。まあこればかりは仕方がないことだろうなぁ。何、全員、というかあの世界観、空気を好きになれば良いのだろう。このアニメは先が気になるというよりかは何時までも見ていたいタイプの面白さだろうな。方向性は全く違うけど我が家のお稲荷さま。とかに近い感覚だった。

数あるキャラクターで個人的にツボに来たのは、曹操馬超公孫サン辺り。曹操はもちろんあの濃厚なまでのガチレズSっぷり(腋舐め、ク○ニ、足で踏みつける…etc)でツボに来ない訳が無い。関羽との寝屋での続きはいつやってくれるの?w
馬超は初めて見た時の当番だったのでその影響もあるかも。張飛を真名で呼ぶのに齷齪していたり、あのおもらし脳筋キャラがツボだった。1期でも熱血担当らしく関羽を助けるために(勘違いだったとはいえ)かつての敵だった曹操に頭下げるなどの一面もまた良し。
公孫サンはあの不遇っぷりや存在感が無いと落ち込む姿が逆に良いんだよなぁ。OVAの若本校長の腋毛→失神の流れとか不遇の極みだろうw同系統で行けば華雄もなかなか。なぜこうも自分は不遇キャラや当て馬キャラがツボに来るのだろうか…。
後は変わり種で行くと華佗のおっちゃんかな。あれはいても良い男キャラ。むしろネタ的にもう少し出番あっても良かったかもしれないwごっどべいどぉー!脇役男キャラの中の人が妙に豪華なこのアニメ。

最終回も歌合戦で黄巾の乱を治めるという予想外の暴走っぷりだったが綺麗に終わらない最終回が多い最近の流れの中でスッキリ終わらせたのは良いこと。で、そのまま3期(分割2クール?)につなぐと。次は今期では全く出番が無かった呉がメインっぽい?何れにせよ期待大っすな。1期2期共に途中からフラっといなくなり華蝶仮面として再登場したり2期に至っては登場の機会を逸したりしていた趙雲はやはり来期もネタキャラに終始するのだろうか…(苦笑)

見ようと思ってなかったけどryその2。MXでの再放送。
まだ最終回を迎えてないが一応と。まず思ったのが最近のアニメでも群を抜いて登場キャラ数が多い(明確な主人公がいないというのは珍しいアイデア?最初はフィーロかと思ってたけど出番少ないし…)ことに加え視点変更や時系列の行ったり来たりについていくのが大変…というかながら見程度にしか見ていないので内容の半分も理解していないと思うのが本音。話の終着点どこに向かっているのかもぶっちゃけよくわからん。が、全体に漂うドタバタ感は見ていて飽きさせないので、そういうのもあまり苦痛にならない。アクションシーンも迫力があるし、残虐描写も容赦ない。走っている列車からショタの手を線路に擦りつけさせグシャ!とか見てるこっちが悶えそうになる…たぶんこれ頭で考えるより感じろって感じのアニメなんだろうな(違ってたらゴメンナサイ)
残り2話。それぞれ別の時間軸、場所で進行していた伏線が残りでどの程度収束して弾けるのか期待して待つとしよう。

今期の大穴だったかも。最初の方こそあの前衛的かつ奇抜な演出についていけるか不安だったが、それに慣れてからはどの話も外れが少なくかなり楽しめた。クリスマスまでの全ての話が同時に進行しており、各話で前回出ていたり逆にまだ出ていないキャラがちょこっと出ていたり、そういう演出が心地良かった。
一番良かった話はナベツネ…もといナベマンオーナーの話かな。若い姿だったナベマンが元に戻っていくシーンは普通に泣けた。みんな野球が好きだった…
強迫神経症は我々一般人でも最も覚えがある精神病かもしれないね。鍵かけたっけ問答を自分もよくやるw

やっぱりこのシリーズのアニメはどれもこれもつまらないな(リミナリは別)。だがそれがいい(ひどい言い分だ)。

今期の中では話題的に上位に入るアニメ?
とりあえずこっちもそれなりに突っ込みどころは少なくなくそこまでストーリー自体は群を抜いている訳じゃ無いと思うけど、上条さんの出番激減しているだけあって禁書全体に漂う面倒臭さが解消され、流れのテンポが良くなりストレスフリーで見やすい。原作漫画と違って美琴以外にも黒子、佐天さん、初春の4人セットを重視した作りにしたのは良い改変だと思う。別にキマシとかキャッキャウフフ万歳とかではなく(あればあるで歓迎だけどw)、ぶっちゃけてしまうと美琴も性格に難(ツンデレなら何やっても良いのかというかなんというか…)があって主人公を一人で張れる器じゃないと思うので、4人に満遍なく出番というか重要度を散らした方が角が立たないからやはりこの改変は良いことだと思う。まああくまで個人的にだけどね。世間的にはあまり良い声聞かないし。特に、いやまあいいか。

何れにせよレベルアッパー編も終了し2クール目はオリストが増えるらしい(全部?)が、そのオリストもちゃんと4人で事件を解決する流れを持ってきて欲しいのが個人的な希望。まあそうするとどうしても佐天さんがネックになるんだろうけどなぁ…ただ美琴一人のゴリ押し解決ってのはあまり歓迎しない。そういう意味では眉毛回はそれなりに4人で解決はしていたので、それをもう少しシリアス方面に昇華させて出来れば文句なしなんだけどね。妹達編はどんなに付け足しを加えても途中回り道するだけの焼き直しに過ぎないし、何よりストック的にどうなんだろうか。まあオリスト数話→妹達編という線もあるかもしれないしやるならやるで普通に見るだろうけど。

まあキマシ的にはういさて(初春×佐天)があればそれだけで良いわ。黒子には悪いが美琴にはそういったアレは期待してないので。あ、でも次回は眉毛さん再登場か、こりゃ期待するしかねーな。MX予告によるとレベルアッパー使用者向けの講習会のお話らしい。となるとピンク髪のロリ先生がお説教?MX公式より更新早いのな。

え、上条さん水着回の最後程度の出番で十分なんじゃない?どうせ確実にやるであろう禁書2期でたっぷり出番あるんでしょ。超電磁砲って禁書本編についていけなかった人がたどり着いた作品だと思っているので、その脱落した主たる要因である上条さんが無駄に出演すると禁書で植え付けられたトラウマ(言い過ぎ)から拒否反応が出ちゃうのよね。禁書好きの人ごめんなさいね。こういう人もそれなりにいるのですってことで。ちなみに男イラネって言ってるんじゃなくてウホ心を擽られるもっとまともな男キャラはいないのかという話。まあこの作品、少なくともアニメ24話まで見る限りでは上条さん以外の男は殆ど糞って雰囲気(または当て馬というべきか)で書かれているからなぁ。超電磁砲なんかじゃ馬鹿なヤンキーしかいない始末。たぶん期待は出来ないだろう…アンチスキルの先生方とかで1話くらい出来そうな気もするけどなぁ。まあこれもやればやるで評判は…なんだろうけど。せっかくの2クールのスピンオフなんだからこれくらいの冒険しちゃっても良いような気がする。

余談。初春と佐天さんのカレー談義だけど自分は具大きめでサラサラカレーが好み。つまり佐天さん派。ご飯:6、ルー:4が至高の黄金比。本気出せば7:3でも行ける。ご飯と混ぜるとか絶対に有り得ない。ちょっとのルーをスプーンに掬いご飯にかけながら食す。それがオレ流。なので店のカレーとか食べるとルーが大量に余ってしまうのが悩みのタネ。
閑話休題。とにかくそんなに気を張って見ていないおかげかトータルで今の所特に不満はない。唯一あるとすれば木山先生のAIMバーストによって発生した名無しの能力者たちの描写を省いたことくらいか。野球部、先輩後輩、何か妙に熱い人のあれ。一応あれは佐天さんの描写を増やしたことで差し替えられたってことになるのかな。
まあ2クール目も期待してますよ。AIMバースト処理で出ていたオリキャラの女の人が次の敵、あるいはラスボス?

やはり2期もモヤモヤエンドだったか(笑)
とりあえず紫苑が別の地球を作り、黒との記憶を僅かに残し生まれ変わった蘇芳は向こうで幸せに暮らしました。黒は銀とどこかに消えてしまい、未咲さんはゴルゴとマダム、マオと新たな組織を作って今も活動しています…という感じ?

まあ何と言うか1期もこんな感じのスッキリしない終わり方だったからなぁ。ある意味想定の範囲内とも言えなくもない。とはいえこれ3期はあるのか…?2クールでやってくれてれば一番良かったのだろうけど…

2期と1期の違いは主人公を黒から蘇芳に変更したこと。1期では前後編で毎回ゲスト能力者たちと黒のドラマを描いていたのに対し2期では蘇芳と黒、蘇芳と紫苑など特定のキャラを中心に1つの物語を1クールかけて描いたってところかしら。またノーマークだった1期に対し2期はそのクールのアニメの中でも期待値が高くなってしまったのがアレだったかもしれん。

やはり黒のワイヤーぶんぶん使って戦うシーンがないと物足りなさがね…蘇芳の能力である対戦車ライフルはジュライが狙い目を定めて蘇芳が撃つという序盤の設定は何だったんだろうか。まだ腕が未熟だったからということ?

とはいえ原作なしのオリジナルアニメだったため先が気になるという点においては十分満足の出来だったのでは。蘇芳と黒の物語としては一応スッキリ終わったっぽくもないし(トゥルーエンっぽいバッドエンドっぽい気もしなくはないが)。何だかんだ楽しめたと思う。

とりあえずDTBでショタに目覚めそうになった。ジュライキュンハァハァ。鎮目のおっちゃんの気持ちが少しわかったw
バーガーさんと鎮目のおっちゃん、ゴルゴは今作の3大ネタ要員。

時たま外れ回があるが基本的に良作。ラグの毎回の大泣きはネタになりつつもあるががやはり中の人の演技力のおかげでこちらも涙腺に来るものがるし、なによりニッチかわいい。これもずっと見ていたいタイプの面白さだろう。

ただ2クールなのでそろそろゴーシュ関連も進めて欲しいかも。寄り道は2クール物の特権ではあるのだけれども。原作進行中だからそっち方面はお茶を濁しそうな予感もしなくない。まだジギーペッパー関連も解決してないし、実は結構尺が押してたりするのか?

小清水亜美さんはアリアリンクや水渕先輩みたいなしっとりしたお姉さん系の役が合ってるね。

2話くらいで脱落…いまいち琴線に触れるものがなかった。ハミュッツメセタって言葉は何か響きが良い。

当たり:人間失格、こころ、走れメロス
外れ:桜の森の満開の下蜘蛛の糸地獄変

こうして見ると偶然なのか久保帯人先生キャラ原案の作品が外れに…(笑)外れのはいまいちわかりにくかったってのが一番。原作も読んだことがない。
逆に当たりの方は原作も多少は知っているというパターン。こころは先生視点とK視点でやるというアイデア、またメロスは単純に映像化するのではなく戯曲家が舞台作品として走れメロスを脚本しているというのが面白いアイデアだなと思った。
それにしてもメロスは魍魎の匣でキャラデザをやっていた人がやっていたためか、高田が関口に見えて仕方がなかったw魍魎の匣もう一度見たくなってきたな…レンタルしてこようかしら。

ほぼ全編で主役を張っていた堺雅人さんだけど、やはり本当に演技が上手い人はこのお仕事でも実力をいかんなく発揮するのだなと思った。そして相変わらずハンサム…ウホ。


不作と言われていた今期だが何だかんだでいつも通りだったなぁ。でも正直なところ今期一番楽しんだのはカイジの再放送だったりする(ぇ
2期はまだなのか!?もう最終回の2期フラグ発言からかれこれ2年近く待たされているぞ…