オープン戦（東京ドーム） - ２−３　見逃し三振

巨人 7−5 中日

【投手リレー】東野、歌藤、藤田、M・中村―鶴岡

侍ジャパンも帰国していよいよ本番モード突入へ。原監督以下選手の皆さんお帰りなさいです。各チームの若手は主力の合流が近づき生き残りへ正念場を迎える。
東野、土壇場で好投。滑り込みでローテ入りへ大きくアピール。ブランコの変態ホームランを除けばやっと待ちに待った快投だった。カーブを上手く織り交ぜ勢いのある東野らしいピッチング。ブランコの被弾は一本目はカウントを取りに行ったスライダー、二本目は後がビョンだったことを考えると無理して勝負する必要は無かったと思うけど、投げた球自体は低めの悪くないストレートだったのでブランコはローボールヒッターなのかな。これでナゴヤを含めてブランコに3本目を献上か。ここら辺はシーズンへの課題。折角天敵ウッズが去ったのにまた天敵を作ってしまっては話にならないからね。やはり基本的にはインコースを徹底的に付いてくのが定石になってきそう。まあともあれ和田さんを除いたほぼベストメンバーだった中日相手にこれだけ投げられれば上等でしょう。これで4番手に目処が付いたということで少し安心。今後はもう一回ファーム（4月頭のヤクルト戦）で3イニングくらい放って開幕かな。人事を尽くして天命を待つのみ。
ローテーション枠は残り2つ。東野が頭一つ抜けたので、比較的安定感のある木佐貫、先日まずまずの結果を残した福ちゃん、オープン戦では一番結果を残している栂野かそれとも外国人枠の問題もあるが実力者のゴンザレスか。ローテ争いは佳境に。
スンヨプ本当に絶好調だな。オープン戦8号で去年の本塁打数に並ぶというつるべ打ち状態。普通に考えるとちょっとアルゴリズムが早いよなんだけど、彼は去年が去年だっただけにスタメンを確約されている選手じゃないからなぁ。結果を残さなきゃいけないと思っている証拠だろう。でも今のスンヨプはとにかくミスショットが少ない。去年はとにかく甘い球をファールにしてしまうミスショットが目立ち、たまに思い出したかのようにインローの難しいボールを打っていた状態だったのが、今年は失投などの甘い球は逃していない。右足を踏み出した時に上体が突っ込まずにしっかり壁を作れているので逆方向にもホームランが出ている、らしい。
今日は両チームでホームラン5本か。侍ジャパンではジリジリした展開が多かったので、久しぶりにドカンドカン野球を見てちょっとスカッとした気分（笑）初回のスリーランは溜めてガツンなので本当に理想的。
しかし中日戦は今年も胃の痛い試合展開が続きそうだ（苦笑）例えオープン戦でも中日戦では今日みたいなジリジリした展開の試合は物にしなくてはいけないので、歌藤が捕まった後キッチリ犠牲フライで追加点取ってマイケルで締められたのはシーズンに向けての良い収穫。
それとマイケルの加入は心強いね。クルーンが比較的中日を苦手にしているので、そういうクルーンが苦手のチームや状態が悪い時などはマイケルをお尻に持ってくることも出来る。マイケルは変化球が多彩なのでクルーンとは違った投球で目くらましが出来る。8回にマイケルの変化球攻めをして9回にクルーンの剛球荒れ球ショーとか8回に越智の力攻めで9回はマイケルの変化球攻め、など選択肢が広がるのは良い事。