12月3日 阿部、内海ら4選手が更改

金額は推定

内海は5年目にして初の1億越えとなる大台突破で更改。今季は離脱者が続出する中、グライシンガーと共にローテの中心として3年連続二桁勝利となる12勝の成績を残した。熾烈な優勝争いを演じた阪神戦で4勝を挙げるなどの阪神キラーとしての活躍も評価された格好。来季は上原が抜け、いよいよエースに登り詰める為の試練の1年となる。今年の課題であった無駄な四球を減らし、開幕投手も視野に入れての更なる活躍が期待される。

阿部は自身が持つ現役捕手最高金額を更新する金額で更改。入団以来続く連続一発更改も継続。今季は開幕前に負傷し、打撃面では前年を下回るなど若干精彩を欠いたが、ゴールデングラブを受賞するなどリード面でも台頭した若手投手、新加入投手と様々な投手を強気のリードで引っ張ったのが評価された。来季は選手会長も兼任する。チームの大黒柱として1年間フルで活躍する事が期待される。
鶴岡は自己最高額で更改。今季はシーズン途中にトレードで加入。ペナントは二番手捕手としてベンチを温めていたが、優勝決定試合で負傷した阿部に代わり、ポストシーズンは阿部の穴を埋める必死の活躍が評価され大幅アップとなった格好。リード面ではベテラン独特の阿部とはまた違った味を持っているので、課題は打撃の向上か。来季も加藤らと二番手捕手として阿部のバックアップに務める。

大道は「契約してくれるだけでありがたい」と僅か3分の交渉で一発更改。今季も起死回生の一打を放つなど勝負強い打撃は健在だった。数字以外での貢献度も評価された印象。来季も代打の神様としての活躍が期待される。